少子高齢化への今後の政府の対策がうまくいかないと、2030年の労働力人口は10年の約6630万人から約950万人減る、との推計を厚生労働省が23日まとめた。働く女性が増えてきたことなどを受け、減少幅は前回07年の推計(30年に06年から約1070万人減)よりも縮小した。 労働力人口は15歳以上で、働いているか、働く意思はあるが失業中の人の数を示す。国立社会保障・人口問題研究所が5年に1回見直している将来推計人口をもとに、失業率などを推計して厚労省の雇用政策研究会が試算した。推計人口は、今年1月に最新データが公表され、出生率が上方修正されている。
これまで「歩く」「走る」「物を運ぶ」といった技能を徐々に備えてきたアシモは今回、手の指5本を独立して動かせるようになり、水筒のふたをひねって開け、手に持った軟らかい紙コップに飲み物を注ぐなどの動作ができるようになったほか、複雑な指の動きを必要とする手話を表現することも可能になった。
米新型輸送機MV22オスプレイ12機を積んだ民間輸送船グリーンリッジ(3万2326トン)が23日朝、米軍岩国基地(山口県岩国市)に到着し、陸揚げ作業が始まった。米軍は岩国に一時駐機させたうえで、10月初旬から米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で本格運用する方針だ。オスプレイはプロペラ部分を折りたたんだ状態で、基地内へ次々に運び込まれた。プロペラ部分を元に戻した後、機体やエンジンなどの点検作業を行う。今年4月にモロッコで墜落事故が起き、6月には米フロリダでも空軍仕様のCV22が墜落した。日米両政府は8月までにまとまる両事故の詳細な調査結果を受け、安全性が再確認されるまでは「いかなる飛行も控える」ことで合意している。